電動バイクの購入検討にあたっての必修事項


  これだけは熟知していただきたい事柄です。 (少し長文ですが必読してください)

 購入の検討にあたってはデザインや性能、アフタター等々弊社以外の車両を選択されるケースもご理解しております。しかし、ここに挙げます要点(事項)は皆さんの安全、製造者のモラル、販売者の姿勢でありますので、選考の際には必ずお題として下さい。


1.電圧について
  電動車は電圧を上げますと容易に出力を上げることが可能です。

  高電圧車両には注意して下さい。DC60V以上は国際安全規定(IEC)では危険電圧指定となっております。
  ISO6469でもしかり。日本電動車協会規格でも感電時に人体に影響のある危険電圧と指導しております。
  この規定を踏まえDC60V以上の車両はその対策問題をしっかりと理解、解消して検討して下さい。

  自動車の場合、高電圧線は色の指定があり、バッテリー・コントローラーなどのシステムが個人では触れられないように強個に密閉する法令がございます。また充電口からバッテリー、コントローラー、モーター等にも、個々に感電防止構造の設置も義務付けられております。


2.電気容量(A)について
  電動車はバッテリー容量(A)を増やすことにより安易に航続距離を延ばすことができます。

  バッテリーの容量を20Aから40Aにいたしますと倍以上の航続距離確保になります。しかし40Aとは鉛密閉式(デープサイクルとかシリコンと言われるもの)でも重量が40キロオーバーになります。車両が軽く作られていても、車両重量は110sを超えてしまいます。ここに法定積載重量30sが載りますと140sに到達します。
もしもの転倒時に起こせる重さでしょうか?
バイクは傾けて曲がりますが、傾けられる重さでしょうか? (非力な電動車で引き起こしの出来る重さでしょうか?)

  車体重量は思いのほか重要な事項です。


3.リチウムバッテリーについて・・・その1
  リチウムはその原子によって多くの種類がございます。これら全ての分類を総称してリチウムバッテリーと言います。国内ではリチウム=全てリチウムイオンと解されて総称しております業者も多々あります。その中には危険なものも多く存在しております。

では…どのようにして見分けるか…?実は意外と簡単なのです。 下記の表を参照してください。
名   称
セル(個)
1セルの電圧
特  記  事  項
皆さんご存じのリチウムイオン
1セル
3.6〜3.7V 近年の技術では3.8Vまで増圧したものもあります
リチウムポリマー
1セル
3.1〜3.3V 一番事故の多いリチウムバッテリー
リチウムフェライト
1セル
3.3〜3.5V 次世代リチウムと言われるもの
 リチウムバッテリーとはセルと言われる乾電池のようなものの集合体から出来ております。このセルの電圧よりその成分が判別できます。
 例えば、1セルが3.2Vの一般的にリチウムイオンと言われるバッテリ−は存在しません。それはポリマーであります。
 
 セルの数が15の場合  イオンの電圧は定格55.5V 、 ポリマーは定格48V 、 フェライトは定格51Vとなります。
 
 リチウムバッテリーをご検討の際には、その成分と電圧をお聞きすることをお勧めします。


4.リチウムバッテリーについて・・・その2
  上記2で挙げた電気容量の問題をリチウムなら解消できる・・・?

  リチウムにして軽くする。如何にも良い考えと思われますが、国際安全規定IEC62133規定、リチウム電池の発火に対する安全基準なる規則がございます。
飛行機、自動車、パソコン、携帯電話などの出火事故は全てリチウムバッテリーから起こっております。
安全最優先の大手企業ですらこの様な事故を引き起こしてしまうのが、リチウムバッテリーなのです。

 事故の原因はリチウムのその性質にございます。リチウム電池は原子の移動によって発電します。そのときに原子の表面が剥離して発熱するのです。携帯電話で体験する発熱がこれです。
携帯電話のような小容量(mA)と違い電動バイクは15A以上あります。
Aが大きくなるほど原子量は増え危険も比例します。
この様にリチウムは非常に危険なため良識あるメーカーは金属製ケースに覆い、高容量にするときには個々の並列を採用しております。

 次世代リチウムと言われますフェライトはこの表面剥離による発熱が少なく安全であると言われますが、万全を期すために20〜30A以下の個体をおすすめします。


5.脱着可能なバッテリー
  漏電事故などバッテリー事故は脱着時に多く発生します。脱着可能な車体はその接続部品が国際安全基準適合品であるか確認して下さい。


上記5点は電動バイク購入時に必ず確認して下さい。
残念ながら現在の日本では購入者が賢くなり、自己防衛をしないといけないのが現状です。